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気をつけること

回復期リハビリテーション病棟では、様々な職種の各専門職がそれぞれの分野の専門知識を発揮し、チームとして患者様に関わっています。 そして、他分野の方と常に情報共有を図り、患者様と家族が望む目標を達成する為に看護師はその生活の援助をし、 出来た喜び」「出来る喜び」を一緒に味わうことが重要です。

回復期リハビリテーション病棟には、様々な疾患や状態の患者様がいます。 その中には疾患が原因で障害を持つ患者様もおり、自分自身の現在の状態を嫌でも受け止めなければ、リハビリテーションへと前へ進めません。

患者様は疾患になる前の自分やこれまでの生活と現状を比較し、できないことに悲観し、精神的に深く落ち込むことも多々あります。 そのような患者様に退院後の生活のイメージを持ってもらい、一緒に目標設定することは非常に困難といえます。そのため、看護師は常に患者様に寄り添い、 身体的だけでなく精神的な変化にも細心の注意を払い、シグナルを見落とさないよう注意しなければなりません。 そして、看護師の言葉一つ一つが患者様に影響するということを覚えておく必要があります。

医療の現場に長くいると疾患を当たり前と捉えがちですが、患者様にとっては疾患という人生の転換期にいること、 できないことを受け止めるには大変な苦痛を伴うことを理解することが重要なのです。

また、患者様からの情報を受け取りやすいよう、常に患者様とのコミュニケーションを大切に、担当ではない日でも廊下にすれ違った時などに毎日声をかけることが重要です。 患者様自身に興味を持ち、気にかけている存在だと理解してもらうことが信頼されるための第一歩なのです。

さらにはスタッフ間でもお互いに声を掛け合い、コミュニケーションしやすい環境を作る必要があります。 病棟全体を明るい雰囲気にすることで、他職種との連携や情報共有がしやすくなるとともに、患者様は生きる活力を受け、気持ちを表出しやすくなるのです。 そのことが、患者様の良好な退院支援へとつながっていきます。